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材料の貯蔵/保管

ポリウレアのA材料(赤色ドラム缶)の貯蔵/保管

A材料は無溶剤のイソシアネートプレポリマーであ、出荷前に脱ガス、窒素注入処理を行っています。水や湿った空気との接触は絶対に避けなければなりません。万一接触した場合激しく化学反応を起こして二酸化炭素ガスを発生し、A材料タンクの膨張ひいては爆発を起こします。

屋外に放置したA材料ドラム缶の蓋に錆等の発生が見られた際は、必ず材料を室内に移動させ、さらなる腐食や、表面に穴が開いて雨水が浸入することによる思わぬ爆発事故が発生することを防止してください。

A材料ドラム缶を開封した後で原料が余った場合は、窒素注入して必ず内部を窒素置換し、A材料ドラム缶の蓋にグリースを塗布して密封保存するようにしてください。

A材料ドラム缶に水が入って爆発事故が起こった場合、即座に避難させなければなりません。漏れ出たA材料は土砂で埋めて2~3日経てば凝固して塊状になり化学活性を失うので、その後の危険性はありません。

 

ポリウレアのB材料(青色ドラム缶)の貯蔵/保管

B材料は無溶剤のアミノ基プレポリマーと鎖伸長剤の混合物で、一定の腐食性を持ちます。正常に保存されている状況下では何の危険性もありませんが、皮膚に接触した際は、速やかに大量の真水で洗浄を行ってください。B材料ドラム缶に深刻な腐食が起こり、タンク表面に穴が開き、中身が漏れ出ているのを発見した際は、漏れ出たB材料に土砂を均一に混ぜ、ごみ処理場に運び処理するようにしてください。

 

ウレタン原料工業会 安全取扱いの手引き 2014年4月[第7版]出典)より

貯蔵・保管の注意

<ポリイソシアネート> 常温で液状のポリイソシアネートは常温で貯蔵してください。低温では固化したり、沈でんが生じたりします。高温になるとイソシアネート自体の反応により変質します。常温で固体のポリイソシアネートは低温で貯蔵してください。ポリイソシアネートは空気中の水分とも反応しますので、使用中の容器は必ず窒素または乾燥空気(露点-40°C程度)で置換し密栓してください。当然のことですが、漏れ等のおそれがないように、堅固な容器を使用してください。容器の材質としては、鉄・ステンレス鋼・グラスライニング鋼・エポキシ塗装鋼等が適しています。未使用の容器は湿気、水分が混入しないように屋内で密栓して保管するか、乾燥した場所で保管してください。また、容器の見やすい箇所にポリイソシアネートの名称及び取扱い上の注意事項を表示してください。
 

取り扱いの注意

<ポリイソシアネート> 

ポリイソシアネートの取扱いは、局所排気装置の設けてある場所で行なってください。防毒マスク等の呼吸用保護具・保護めがね・保護手袋も必要です。地下室等換気の悪い場所では、取扱わないでください。容器のキャップを開ける時は、内圧でポリイソシアネートが飛散することがありますので、ゆっくり開けてください。移しかえ等の時には、当然のことですがこぼさないようにし、計量等に用いた容器はすぐに有機溶剤(アセトン、酢酸エチル等)またはアルコール水中和剤で洗い、ポリイソシアネートを除去してください。洗浄液は産業廃棄物として処理してください。ポリイソシアネートが付着したぼろや紙くずは、放置せずにふたのついた容器に入れ、産業廃棄物として処理してください。ポリイソシアネートの蒸気が発散したり、逆に容器の中に水分が入ってポリイソシアネートと反応することがありますので、容器は必ず窒素または乾燥空気で置換し密栓してください。ポリイソシアネートを移しかえた容器も不用意に扱ったりしないように、内容物の名称を表示してください。凝固したポリイソシアネートを融解する時は、密栓して温水または空気浴でゆっくり加温(200kgドラムの場合で温水約80°C×6~7 時間、空気浴約80°C×10~12 時間)してください。ウレタン原料工業会発行の「固体のジフェニルメタンジイソシアネート(モノメリックMDI)の加熱、融解指針」を参考にしてください。2,6-TDIは、法令で変異原性が認められる化学物質に指定されているため、それらを含む原料の取扱いについては、本文VI.法規制(P29 のQ30)を参考にして十分な注意をしてください。