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イソシアネート感作の応急処置


ウレタン原料工業会 安全取扱いの手引き 2014年4月[第7版]出典)より

(1)目に入った場合ポリイソシアネートやイソシアネート基末端プレポリマーが目に入った場合、激しい痛みがおこり、視力障害をおこすことがあります。ごく少量でも、直ちに流水で15分間以上洗眼してください。コンタクトレンズを使用していて容易に外せる場合は、外してその後も洗浄を続けてください。洗浄後眼科医の診察を受けてください。

(2)皮膚に付着した場合ポリイソシアネートやイソシアネート基末端プレポリマーが皮膚に付着した場合、そのままにしておくと、皮膚が赤く腫れて水庖ができることがあります。直ちに水と石鹸でよく洗ってください。汚染された衣類はすべて脱いでください。皮膚に多量に付着した場合には、シャワーの下で汚染した衣類を脱がせ、石鹸でよく洗った後、医師の診察を受けてください。また、皮膚刺激や発疹が生じた場合または気分が悪い時は、直ちに医師の診察を受けてください。汚染した衣類を再使用する場合には洗濯をしてください。

(3)飲み込んだ場合ポリイソシアネートやイソシアネート基末端プレポリマーを飲み込んだ場合、口・食道・胃等の粘膜を侵すことがあります。直ちに水で口の中を洗った後、約250mlの水または牛乳を与え胃内を薄めてください。また、無理に吐かせないでください。患者に意識がない場合には、口から何も与えないでください。速やかに医師の治療(胃洗浄)を受けてください。

(4)吸入した場合ポリイソシアネートの蒸気やミストを吸入した場合、喉の痛みや激しい咳をおこすことがあります。空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で安静にさせてください。直ちに医師の診察を受けてください。呼吸が止まっている場合は、衣服をゆるめ気道を確保した上で人口呼吸を行ってください。咳・たん等がひどい場合は、速やかに医師の診察を受けてください。