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国レベルで推進している中国

【成長著しい中国を舞台にフィールドテストが繰り返されたポリウレアスプレーエラストマー技術】
黄微波博士にとって幸運だったのは、中国という、ポリウレアスプレーエラストマー技術を必要とする巨大な市場を舞台に数多くの実践経験を積み重ねられたことです。青島イルカ水族館は、防水目的でポリウレアが使用された最初の例です。コンクリート製のタンクの保護コーティングは、それまでエポキシ塗料で行われていましたが亀裂が生じやすくその都度メンテナンスが要求されていましたが、たった1日のポリウレア施工でその現場は完璧なものとなりました。現在もこの施設はその施工のおかげでメンテナンスから開放されています。この施工を端緒として、化学会社や鉄鋼会社の貯蔵タンクの防食用途から広げ、水供給、建物防水断熱材、橋梁、道路および鉄道、航空宇宙、原子力廃棄物処理、軍事、映画産業やテーマパークの造形物およびその他の分野に広げ、伝統的な材料や工法では解決できなかった問題をポリウレアで次々と解決していきました。

【スプレーポリウレア施工のバイブル】
2005年黄微波博士は「喷涂聚脲弹性体技术(スプレーポリウレア施工技術)」という現在も使われているバイブル本を出版しました。総合的かつ体系的にまとめられた書籍で、物質の構造や性質、原材料や添加物、施工装置、下地処理など施工技術そして安全性など最適な施工に必要とされるエッセンスが集約されています。ここまでまとまったものは欧米にもなく、巨大なフィールドテスト市場を持つ中国がポリウレアスプレーエラストマー技術を急速に発展させていく原動力となりました。黄微波博士は、中国の国家級プロジェクトの中でその手腕を発揮していきます。

           喷涂聚脲弹性体技术(スプレーポリウレア施工技術)